日本における居酒屋の売上は60カ月連続で前年割れ。
日本フードサービス協会(JF)の2017年3月外食産業市場動向調査の結果では、外食産業全体的が売上の下降傾向にある中、特に居酒屋においては、平均売上前年割れが60カ月も続いている。 その原因は、客単価こそ前年並みをキープしているものの、客数自体が減少を続けていることによると分析されている。客数が減少した主な理由は売上が減少しているにも関わらず店舗自体は年々増え続け飽和状態になっていること、もう一つはサラリーマンの年収が年々低下していったことから会社帰りに一杯立ち寄る人が減ったためと専門家は分析している。そのような状況の中で力をつけてきたのはブランド戦略の優位性やコストや運用マニュアルの徹底が低コストにおこなえるフランチャイズチェーンや、多店舗展開しているような店舗どおしの業務提携など一人握りに限られ、既存の単体店舗とのシェアの奪い合いも激化している状況である。
老舗が次々撤退。日本食文化の危機
日本国内の飲食業はこのような「レッドオーシャン」の状況だが、生き残るための戦略も質の高いサービスや味へのこだわりから、ブランド戦略や原価の徹底削減に変わりつつある。コスト競争の激化により業界自体が薄利多売傾向となり、その結果、様々な付加価値が低下するという悪循環を引き起こしている。
老舗店舗は昔ながらの方法で集客を続けてきたため、顧客サービスの質や手間暇かけたこだわりの味が売り物だが、それらをすべて犠牲にして効率を求めたものが勝ち残っている現状。特に厳しい戦いを強いられやすいと言えるだろう。
世界が注目する日本食は「寿司」だけではない
日本では苦戦を強いられている日本食だが、海外での人気は健在だ。「寿司」は日本を代表する食べ物であり、既に世界中で認知されているが、日本食に関する関心はそれだけではない。日本食はヘルシーで健康的、マーケティング調査によると日本にくる観光客の一番の目的は「日本食を食べたい」ということらしいから驚きだ。そして中でも注目度の高い日本食は「焼肉」、「ラーメン 」、「天ぷら」、「刺し身 」、「から揚げ」、「焼き鳥 」、「焼き餃子 」、「とんかつ 」、「カレーライス」、「しゃぶしゃぶ 」、「うどん」、「すき焼き」、「焼きそば」、「たこ焼き」、「おにぎり」、「焼き魚」、「うな重」、「鍋」、「味噌汁」などとなっている。私たちがほぼ毎日食するようなものが海外では注目されているようだ。
レストランの海外進出でヨーロッパ、オランダが注目されている理由
4世紀に渡る長い交流があり、経済関係も良好な日本とオランダ。歴史的な背景もあり、オランダは親日国としても知られています。そして和食はオランダで非常に人気のあるジャンルのひとつです。しかし日本食レストランが飽和状態にあるアジアやアメリカと比べて、オランダには日本食レストランはまだそれほど多くありません。
国内やアジア、アメリカが飽和状態にある現在、レストラングループ企業がビジネスを成長させるためにはヨーロッパ進出が喫緊の課題です。競合が少ない今ヨーロッパに進出すれば、先行者メリットを享受することもできます。大手カレーチェーン、ラーメン店などが既にヨーロッパ進出を開始しており、数年で10店舗以上展開予定と発表されています。
ヨーロッパの中でも、特にオランダは大手資本の参入もまだまだ少なく、日本食レストランがオープンすると、広告を出さなくても口コミですぐに話題になります。海外進出を検討されているレストランオーナー様、企業様にとって、オランダは非常に大きな可能性を秘めたマーケットと言えます。
また、オランダはロケーション的にEUの中心にあり、他のEU諸国へビジネス展開される際のEU本拠地としての利便性も高いです。
既に海外出店のための資金や成功方法が確立している海外のFCもご紹介可能です
上述の通り、日本では既にどの分野も飽和状態のFCチェーンも、ヨーロッパでは伸びしろはむしろこれからです。
私たちが提携させていただいたラーメン店や焼き肉店なども既に成功を収めております。自社ブランドでのオランダ参入ももちろんお手伝いできますが、彼らも含め、既に成功しているFC店をご紹介し、FCに加盟していただくことも可能です。現時点で海外の風習やノウハウがなくても弊社が全面的にバックアップさせていただきます。
文化もビジネス習慣も大きく異なる海外で、ゼロからビジネスを立ち上げて成功させるにはいろいろな困難が予想されますが、FCは既に成功している手法をそのまま活用できるという大きなメリットがあります。
オランダでの成功事例
Japans restaurant Raku
オランダ初の日本人経営ランチでラーメンを導入し10年以上好調な業績で地元民からも愛される日本食レストラン
海外での飲食店経営について、VISAの取得、店舗探し、内装手配、会計業務など、安心のトータルサポート
VISA取得から開店準備、そして運用サポートまで
海外で飲食店の開業をお考えの経営者の方、これから起業をお考えの方にご安心いただけるよう、まず必要なVISAの取得のサポートから、開店までに必要な現地の様々な業者や専門家の橋渡しをさせていただききます。登録や資格の取得についても日本とはルールが全く異なりますが、経験豊富なスタッフが取得までのアドバイスさせていただきます。
オランダで飲食店、レストランの開業を検討されている企業様、オーナー様はまずは当社までお気軽にお問い合わせください。オランダでの専門業者や、現地の商習慣に精通した士業もご紹介いたします。
現地で必ず調達が必要な仕入れ先のご紹介、メニューや店内POP、そしてWEBサイトの制作も承ります。日本とは異なる会計業務や労働条件に合わせた人事、給与などの経営については各分野の専門家をご紹介いたします。
オランダでの飲食店・レストランの開業までの流れと私たちのサポートについて
滞在、労働許可
の取得 |
一般の観光VISAでは3ヶ月までしか滞在できず、滞在中は収入を得ることはできません。まず現地視察やリサーチを行い、出店を決意されたらVISAの取得が必要です。
VISA取得についてはこちら |
店舗探し |
VISAの申請と並行して出店するための店舗探しが必要です。 オランダでは3つのパターンがあります。
・一つ目はスケルトンの物件を取得する
・二つ目は居抜き物件を取得する
・最後は、気に入った場所のレストランに買収交渉をする。
オランダは日本と違い、賃貸契約をする際に、リース権を取得することになります。
またリース権は3年5年10年など契約ごとに異なり、リースホルダーが、契約を売却することもできます。
その為、希望物件にリースホルダーがいる場合、そのリースを買い取る必要も発生します。
リース権価格はその店舗の広さ、前年度の売り上げ、利地条件、内装を元に算出されますが、目安としては物件取得費用には€100,000程度の予算は取っておいた方が良いでしょう。
前述の通り、この店舗のリース権は、万が一お店をやめる時には契約残年数により価格は変動しますが基本的に売却することが可能です。 当社では物件探しから交渉、契約のサポートもしておりますのでお気軽にお問い合わせください |
ライセンス取得 |
出店を検討するレストランでお酒を提供される場合はお酒を出せるライセンスが必要になります。※登録される屋号、法人の役員の中から必ず一名必要になります。
このライセンスを取得するには、日本でいう保健所に約€150の試験料金を支払い試験に合格する必要があります。アルコールと取り扱うにはアルコールライセンスが必要です。普通の試験と、緊急の試験があります。事前に教科書を郵送させていただくことも可能です。約€500で研修と試験をセットで提供している企業もあります。
試験は英語でも受けることが可能ですが、日本の認可条件とはだいぶ異なる為、かなり勉強する必要があります。 |
工事・施工 |
現地の工事業者は日本の業者と異なり、工期はかなりアバウトですので信頼のできる工事業者が必要です。
海外進出で、ここが1番つまずくポイントですので、慎重に検討する必要があります。工事業者も当社でご紹介することが可能です。 |
備品の購入 |
備品や厨房器具などの必需品購入です。価格が厨房業者によりかなりの違いがあります。予算に合わせた業者選びをサポートいたします。 |
仕入業者の選定 |
開店なさるレストランの業態にあわせて、食材の仕入先を選定し取引業者を確定させます。
数ある仕入先、日系、現地系業者を紹介しサポートいたします。 |
メニュー・販促 |
メニュー表、店内POP、WEBサイトなど当社にお任せください。既に実績がございます。 |
オープン後
のサポート |
会計業務のサポートも可能です。
・オランダレストラン開業までの資金目安
業態、席数により変動しますが余剰金を踏まえ€200,000~を目安にされた方が良いかと思います。
当社では既にオランダで実績があり成功しているラーメン店や焼肉店等と提携しており、0から開拓しなくても既にノウハウのあるFC契約ご紹介も可能です。
オランダで飲食店、レストランの開業を検討されているオーナー様はまずは当社までお気軽にお問い合わせください。 |
その他のサポート
申請サポート |
オランダではホテル、レストラン協会があります。無料ではありませんがいろいろなサーポートがあります。例えば、物件所得の際の店舗の見積もりが適正かどうかアドバイスをくれます。 入会すると、店のバックミュージックの著作権料の割引もあります。当社ではこれらの申請をサポートさせていただくことも可能です。 |