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オランダでの学校選び(2017年08月29日)

オランダの学校の種類
大きく分けると、オランダには以下のような学校があります。
 
1.日本人学校
オランダにはいくつか日本人学校があります。全日制はアムステルダム校とハーグ・ロッテルダム校の2校です。土曜日に運営されている日本語補習校はアムステルダム校、ハーグ・ロッテルダム校、ティルブルグ校、マーストリヒト校があります。アムステルダム校とハーグ・ロッテルダム校の補習校は全日制と同じ校舎です。
 
教師は全員日本人、教材・科目も日本と同じですので、全日制は 日本にいるのと同じ教育が受けられます。補習校は週に1回だけですので、国語と算数を学びます。
 
赴任でオランダに来られていて、数年で日本に帰国して日本の学校に戻られる場合には、日本人学校を選ばれるのが良いかと思います。中学3年までしかありませんので、高校生のお子様がいる場合は別の学校を選んでいただく必要があります。
 
2.インターナショナルスクール
こちらは英語での授業になります。主に欧米諸国からの赴任されるご家族のお子様が通われることが多いようです。
 
日本人のお子様が通われるケースもあります。せっかく海外に住んでいるのに日本語環境だけではもったいないとか、英語であれば日本に帰ってからも役に立つと考える親御さんが、お子さんをインターナショナルスクールに通わせていらっしゃるようです。
その場合、日本語を忘れないよう、土曜日には日本語補習校に通われている方が多いようです。
 
インターナショナルスクールの一番のネックは授業料が高いということでしょうか。公立のインターナショナルスクールで安価なところもありますが、全体的にインターナショナル校の授業料は高い傾向にあります。
 
3.ローカル校
主にオランダ人が通う学校です。授業はもちろんオランダ語です。(オランダ語が話せない)海外のお子さんを受け入れる場合、学校側は週に1回オランダ語を専任で教える先生を手配することが義務付けられているそうです。学校側は受け入れ体制を整える必要があり、まったくオランダ語が話せない状態だと断られるケースもあります。粘り強く交渉するか、一旦海外から来たお子さん向けの語学学校に入学して、ある程度オランダ語を習得してからローカル校に転校されるのも良いかと思います。
 
ちなみに授業料はほぼ無料です。筆者の子供もローカル校に通っており、学校によって差があるかもしれませんが、必要な費用は年間で1人€50くらいです。
 

どのタイプを選ぶべきか
ご家庭によって事情は様々だと思いますが、数年で日本に帰るのか、ずっとオランダにいるつもりなのか、というところが一つの大きなポイントかと思います。
 
ずっとオランダにいるつもりであれば、やはりオランダ語を覚えたほうがいろんな面で良いですし、ほとんどのオランダ人は英語を話せますので、将来間違いなくバイリンガル、トライリンガルになれるでしょう。
また、高校生から急にインターナショナルスクールやローカル校に通うのはさらに難易度が高くなってしまいますので、できるだけ小さい時からインターナショナルスクールかローカル校に通うのが良いのではないでしょうか。
 
逆に数年で日本に帰って日本の学校にまた通われる予定であれば、ローカル校に行ってしまうと日本に帰った時に勉強がついて行けなくなる可能性もあります。その場合は最初から日本人学校を選ぶのが良いかと思います。
また、上述の通り平日はインターナショナルスクール+土曜日に日本語補習校というパターンはよくあります。オランダ人と日本人のご夫婦で、お子さんがオランダ生まれオランダ育ちの場合には、日本語も話せるようになってほしいという親御さんも多く、その場合は平日はローカル校、土曜日は日本語補習校という形を取られていることが多いです。
 
オランダでは途中で学校を変わることも良くあることですので、途中でどうしても合わないと思ったら学校を変えても良いでしょう。
 
上記情報を参考に、お子様にとってベストな学校を選んでくださいね。