他の国に住むというのは大きな決断であり、大きな責任を伴います。中でも住居探しはもっとも大きなチャレンジのひとつです。
新しい人生の第一歩は、住居を探しから始まります。
それぞれの国には、理解しておくべき特徴があります。
この記事では、住居探しに関して赴任者の観点にフォーカスして紹介します。
オランダの大きさは？何人住んでいるの？
オランダは比較的人口が多い割に（約1,650万人）、国土は小さいです（41,543km2）。平均人口密度は411人／km2で、ヨーロッパの中ではモナコに次いで2番めに高い数値になっています。（日本は336人／km2）
オランダは、13世紀以降の干拓事業によって作り出されてきた国です。国土の20%以上がかつては北海の一部でした。
このように、オランダには充分なスペースがありません。どこに・いつ・いくらで住居を借りるのか、Expat（海外駐在員）は充分に注意を払う必要があります。
最初にオランダのロケーションについてお話をする必要があります。オランダはドイツ、ベルギーに隣接しており、またヨーロッパ経済の中心地であるイギリスのロンドンまで飛行機で40分のところに位置しています。また、ロッテルダムはヨーロッパ最 大、かつ世界でも13番目の貿易港であることは忘れてはなりません。
第2にオランダ人の96%は、世界の他の非英語圏の国と比べて高いレベル の英語を話します。2016年にはデンマーク・ノルウ ェー、スウェーデンなどを抑えて、オランダは世界英語テストでトップになりました。
これら２つの要因と、今でも残る文化遺産によって、オランダはヨーロッパの中で最も多文化な場所のひとつとなっています。
風車の国オランダには実際にどれくらいの赴任者と学生が住んでいるのか？
国家統計局によると、定義は曖昧ですが、Expat の数はおよそ6万人です。昔からの一般的な定義でいうと、国際企業や国際機関から他の国に数年間派遣され、且つ高い給与を得ている人をExpat と呼んでいるようです。
この定義から考えると、Expatの人数は予想より少なく思えますが、家族とオランダに来て定住する人や季節労働者も考慮に入れると、実際にはこの何倍かの人数がいると考えたほうが良いでしょう。だいたい25～30万人が他の国から来ていると思われます。
もし留学生も考慮に入れると、2015～2016の学期ではさらに7万5千人の生徒がこれに追加されます。これには卒業後の特別コースや短期コースは含まれていません。ですので、上述の数字にこれらを加えると約40万人の人々がオランダの住宅マーケットの潜在的な顧客になり得ます。また、その数は毎年増加しています。
言うまでもなく、ほとんどのExpatは、国際企業の多くがあるオランダ西側のランドスタット地域で生活して働くことを選択しています。ランドスタットの中には アムステルダム、ハーグ、ロッテルダムなどがあり、これらの地域は最も人が多いと考えられています。
驚くことではありませんが、もし誰かがオランダに居住しようとする際には、アパートを選びには本当に注意が必要です。不動産業者は、借主に住みたい地域のランク付けをするよう勧めるでしょう。
あまり選り好みはしないようにしてください。また第2希望、第3希望の住居に住むことになったとしても驚かないでください。一番良い住居は数日で決まってしまいますので。また、大家さんは無理をしている借主ではなく、充分な収入がある借主を好みます。
まとめると、もしオランダに住んで働きたい場合には、住居の条件に関しては柔軟な対応が必要になります。理想的な最高の住居を見つけて借りるのは簡単ではありませんので。これはあなただけの問題ではなりませんので心配しないでください。みんなが住居探しには苦労します。しかし何度かトライした後に一旦お気に入りの家を見つけたら、西ヨーロッパの中心で特別な生活を送ることができるでしょう。
PR
