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日本人進出先として注目のオランダ、経済回復により失業率が2年連続低下(2016年7月20日)

オランダの失業率が2年連続で減少

オランダへの進出、移住を検討している日本人にとって後押しとなる話題です。

オランダ統計局が先日公表した調査結果によると、同国の失業率は2年連続で低下。2014年に7.4%だった失業率は、2015年には6.9%に、そして6月時点では6.3%となり、現在の失業者数は56万人と継続的に減少しています。

直近の3ヶ月間においては、1ヶ月で平均7000人ずつ失業者が減少。昨年5月と先月とを比較してみると、5万7千人も減少していることになります。特に失業者が少なくなっているのは、25〜45歳の年齢層の人たちです。

また、統計局が生活保護を受給している人を対象として2014年に実施した調査によると、失業給付金を受給しているほとんどの人(93%)が再就職することを希望。約半数は、病気や身体障害を働けない一番の理由にしたくないと前向きに考えています。


2016年のオランダ経済は底上げの見通し

失業率低下の背景には、オランダ経済の回復があります。

オランダ統計局は、2016年第1四半期の経済成長について、2015年第4四半期と比べて0.5%上昇となる見通しと発表しています。また、オランダの金融機関、Rabobankも同国の経済成長について次のような予測を発表。

● オランダ経済は2016〜2017年にかけて底上げされる
● 輸出産業は今年4月に急成長しており、好調
● しかし、主に原油価格の下落によるインフレはいまだネガティブなまま
● イギリスのEU離脱は悪影響をおよぼす可能性があるが、現時点では不明

この経済成長を支える輸出産業の急成長は今年4月に顕著で、その規模は前月比4%増。世界の輸出産業は変動しやすい状況であるものの、オランダの輸出産業は引き続き今後も成長していく見通しです。同じく4月に成長が見られた製造業も成長は続く見込みです。

こうした見通しを背景に、同銀行はオランダ経済が回復基調であると発表。人材の雇用が積極的に行われているのは主に民間企業ですが、公共機関においてもこれ以上雇用が落ち込むことはなく、2016年後半〜2017年にかけてさらに改善すると見ています。



オランダに進出したい日本人にとっても、景気が回復し、雇用の状況が改善されているのは朗報ですね。関連して、日本人の労働許可の取得に関する最新のニュースについては、こちらの記事をご覧ください。