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オランダでの住民登録(2017年09月26日)

オランダに90日以上滞在する場合には居住地の市役所で住民登録手続きが必要になります。市役所によってプロセスが異なりますので、なかなか正確な情報が分からずお困りの方も多いのではないかと思いますが、必要な書類などは共通ですので、一通りのプロセスをご紹介したいと思います。
 
アポイントメント
 
住民登録を行なう際には、市役所によって事前アポイントメントの要不要が異なります。オランダの中で日本人が一番多く住んでいるアムステルフェーン市の場合は事前アポイントメント不要です。他の市役所(例えばアムステルダム、デン・ハーグなど)ではアポが必要なところもありますので、必ず個別に確認をするようにしてください。営業時間は各市役所のホームページなどをご参照ください。市役所によっては2週間以上先のアポイントメントしか取れない場合もありますので、早めにご確認いただくのが良いと思います。
 
アムステルフェーン市のWebサイトはこちらになります。曜日によっても営業時間が異なりますのでご確認の上、訪問するようにしてください。

持参するもの
 
住民登録の際には以下のものを持参するようにしてください。
・パスポート
・住居の賃貸契約書
・アポスティーユ付き戸籍謄本
 
戸籍謄本は日本から持参したアポスティーユ付きのものを在蘭日本大使館で英訳してもらい、その後にオランダ外務省でのリーガライゼイションが完了したものを持参する必要があります。在蘭日本大使館での英訳依頼は郵送でも可能です。郵送の際には、アポスティーユ付き戸籍謄本のコピー、翻訳依頼(証明書発給申請書)を在蘭大使館宛てにお送りください。
 
郵送で依頼される場合には、アポスティーユ付き戸籍謄本は原本ではなくコピーを送ります。原本は在蘭日本大使館に受取りに行かれる際にご持参ください。翻訳は通常4~5日くらいで完了しますが、混み具合にもよると思いますので、念のため取りに行く前に大使館に連絡して完了しているかどうかをご確認いただくのが良いかと思います。手数料は9ユーロ(※)です。現金でのお支払いになりますのでお気をつけください。
 
※手数料は大使館側の都合で変更になる可能性がございますのでご了承ください。
 

在蘭日本大使館で英訳を受け取ったら、外務省に行ってリーガライゼーションを行なってください。外務省の受付時間は12:30までですので、朝イチで大使館に英訳を取りに行った後、そのまま外務省に行かれるのが良いと思います。外務省に着いたら発券機で整理番号を受領し、自分の番号が電光掲示板に表示されたら窓口でリーガライゼーションを依頼します。通常15~20分程度で完了します。手数料は10ユーロです。外務省では現金以外にもPIN(銀行のデビットカード)での支払いも可能です。但し初めてオランダに来られた方はまだオランダの銀行口座を開設されていないと思いますので、現金を持参ください。
 
市役所で住民登録を行なうと、BSN(住民登録番号)を取得できます。アポスティーユ付き戸籍謄本のリーガライゼーションは時間がかかることもあるため、BSN取得に関してはリーガライゼーション前でも受け付けてくれることがあります。その場合は後から持参すれば大丈夫です。ただし、担当者によってはリーガライゼーションを前のものは受け付けてくれない可能性がありますので、その場合はリーガライゼイションが完了してから手続きをしてください。
 
アムステルフェーン市は市役所で住民登録を行なうとその場でBSNを発行してくれます。約2週間後に別途郵送でも届きます。他の市役所ではその場ではBSNはもらえず郵送してくれるのを待つしかない場合もありますのでご注意ください。銀行口座開設や健康保険への加入の際など、オランダではいろんな手続きにおいてこのBSNが必要になってきます。
 
いろいろ手続きが多く、戸惑うこともあるかと思いますが、上記の情報を参考にして、住民登録を円滑に完了してくださいね。